声優専門学校を卒業後の進路や就職はどうなる?その後を解説

卒業式
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声優専門学校へ進学する方の中には、卒業後の進路や就職について不安を感じている方も少なくはないでしょう。
声優専門学校に進学するからには、ほとんどの方は卒業後はプロの声優としてお仕事をしたいと考えていることだと思います。
しかし、声優専門学校に行った全員が声優になれるというわけではありません。

声優専門学校を卒業後にデビューできる確率

声優専門学校に通うみなさんが目指す最も理想的な進路とは、やはり卒業後にそのまま声優事務所に所属してデビューすることでしょう。

しかしながら、声優専門学校の卒業後にそのまま声優事務所に所属できる確率は、5%~70%と言ったところです。

なぜこんなにも数字に幅があるのでしょうか?
それは声優専門学校によって事務所への所属率が大きく異なるからです。

例えば卒業後の声優デビュー率が最も高いと言われているアミューズメントメディア総合学院の場合だと、卒業後に声優事務所に所属する確率は66%(2021年度卒業生実績)となっています。

もちろん年度によって変動はしますが、2018年度は73.8%、2019年度は67.7%といずれにしても高い実績を残しています。

反対に、卒業後の事務所所属率が低い声優専門学校だと、その確率は5%以下とも言われています。

所属率の低い声優専門学校は実績を非公開にしているところがほとんどですが、卒業生へのアンケート結果から実績は予測ができます。

卒業後に声優事務所に所属できる生徒が一握りしかいないという声優専門学校は、残念ながら少なくありません。
声優の学校は年々人気が上昇しているため、声優専門学校が増えすぎた結末とも言えます。

声優専門学校に行く目的がプロの声優になることなら、アミューズメントメディア総合学院のように、卒業後の事務所への就職率が高い声優専門学校を選ぶことが大切です。

声優専門学校を卒業後の進路に最も多いのは…

アミューズメントメディア総合学院の卒業生は、過半数以上が声優事務所に所属となり、声優として就職します。
しかし、卒業後に声優事務所に所属となる生徒がほとんどいない声優専門学校があるのも事実です。

そのため、全ての声優専門学校に通う全生徒の進路を見てみると、進路として最も多いのは声優養成所ということになります。

声優養成所とは、声優事務所が自社で活躍する声優を育てるための附属養成機関です。
声優養成所の養成員は受講料を支払いながら、附属の声優事務所への所属を目指すことになります。

声優専門学校を卒業後にまた学校へ通うのかと泣きたくなるところですが、やはり声優になるのはそれだけ難しいということです。

声優専門学校によっては、卒業生の進路のほとんどが声優養成所というところもたくさんあります。

しかしながら現在活躍している有名声優の中には、声優専門学校を卒業後に声優養成所へ進み、そこから声優デビューを勝ち取ったという人もたくさんいます。

声優専門学校に入学するなら、卒業後に声優養成所へさらに通う可能性があることも考えておかなければなりません。

アミューズメントメディア総合学院の卒業生は、約6割~7割が声優事務所へ直接所属していますが、残りの3割程度の卒業生の進路はほとんどが声優養成所となっています。

ただし、声優専門学校で基礎を学んでいることを考慮されて、特待生クラスからスタートできる卒業生が多くなっています。

声優養成所から声優デビューするためにも、やはりオーディションに合格する必要がありますが、特待生クラスからスタートするとデビューまではかなりの近道となります。

声優養成所に不合格なら一般就職へ

学生の男の子

声優養成所は望めば誰にでも入所できるものではなく、どの声優養成所であっても入所試験というものがあります。
声優養成所側も自社で活躍してくれそうな声優を育てたいわけですから、可能性のある子だけを入所させたいと考えています。

各声優専門学校は、卒業前になると学校に声優事務所を招いて、学内で大規模なオーディションを開催します。
優秀な生徒は声優事務所に声優タレントとして所属となり、可能性のある生徒は附属養成所への入所を認められます。

しかしながら、中には全ての声優事務所のオーディションに不合格となる生徒もいます。
残念ながら合格できなかった生徒は、卒業後に個人でオーディションを受け続けるか、、あるいは声優の道を諦めて一般企業に就職となります。

声優専門学校の中には、声優の道を諦めた時にも就職先に困らないように、声優のレッスンと並行して簿記の資格などを取得できる専門学校もあります。

気になるのは就職率ですが、就職を希望せずに声優事務所へ所属したり、声優養成所へと進む生徒がほとんどなので、就職率というものは出していない声優専門学校がほとんどです。

しかし、資格の取得など一般企業への就職サポートのある声優専門学校なら、就職率はある程度高いとも考えられます。

とことん声優を目指すなら、アミューズメントメディア総合学院のようなデビュー率の高い声優専門学校へ、就職も頭に入れているなら就職サポートの手厚い専門学校を選ぶのが良いでしょう。

声優養成所を受験する選択肢

声優専門学校を卒業してから声優養成所に入る可能性があるなら、初めから声優養成所に入所すれば良い、そのような考え方も一つです。

ただし、声優養成所に一旦入所すると、辞めるまではその声優養成所の直営事務所のオーディションしか受けられないというのが基本的な決まりとしてあります。

つまり、入所する声優養成所を選ぶということは、将来自分が声優になった時に所属する声優事務所をその時点で選ぶことになるのです。

絶対にこの声優事務所に入りたい!という気持ちがあれば声優養成所に入るのも良いでしょう。
しかし、声優の勉強は初めてで、声優業界についても全く知識がないということなら、あらゆる声優事務所のオーディションを受けられる声優専門学校の方がおすすめです。

なんとなく養成所を選んで声優事務所にも入れたものの、自分がやりたい仕事ができない声優事務所では意味がありません。
卒業後の進路のあらゆる可能性を考慮した上で、声優専門学校か声優養成所かを選ぶようにしましょう。