声優専門学校の認可校と無認可校の違いは?メリットデメリットや学歴を解説

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声優専門学校の中には、認可校と無認可校が存在します。

ここでは、認可校と無認可校にはどんな違いがあるのか?また、声優を目指す人はどちらの学校を選択するべきなのか?認可校と無認可校の違いについて詳しく解説していきます。

主な声優専門学校の認可・無認可リストも参考にしながら、自分にあった専門学校選びをしましょう。

認可校と無認可校の違いとは?

認可校とは、都道府県に許可を受けた学校のことを言います。

認可を受けるためには、数々の設置基準を満たさなくてはいけません。基準を満たした認可校だけが「○○専門学校」「専門学校○○」と名乗ることができるので、学校名で判断することもできます。

一方、無認可校は、学校教育法に基づいた認可を受けていない教育施設のことを言います。公的な保護がない代わりに、設置にあたって法的に拘束されることもありません。

声優などのエンタメ系の学校では、規定の多い認可校ではなく、あえて自由度の高い無認可校として運営している学校もあります。

例えば、声優の学校として有名な代々木アニメーション学院や総合学園ヒューマンアカデミーなどが無認可校として運営しています。

認可校の設置基準とは?

認可校の設置基準には、以下のようなものがあります。

  • 年間授業時間800時間以上(夜間は450時間以上)
  • 修業年数1年以上
  • YouTube以外でも使える技術の習得
  • 施設は原則的に自己所有、賃貸施設は不可

この他にも、教職員の資格や人数など様々な設置基準があります。

認可校と無認可校の違い一覧

認可校と無認可校は、公的機関から認可を受けているかどうかで区分されています。

それでは、実際に入学する学生にとっては、認可校と無認可校でどのような違いがあるのでしょうか。

カリキュラムや学歴、学費サポートなど、様々な面から認可校と無認可校の違いを比べてみましょう。

受験資格

認可校の受験資格は、高校卒業程度以上の者に限られます。

一方、無認可校では、学歴や年齢は問われないことが多いです。また、声優の無認可校の中には、高校の卒業資格を同時取得できる学校もあります。

授業時間

認可校は年間の授業時間が800時間以上と決められています。

一方、無認可校は授業時間に決まりが無いため、3ヶ月や半年などの短期コースを設けることができます。

カリキュラム

認可校はカリキュラムの内容を簡単には変えることができません。変更するにしても多くの手続きを踏まないといけないため、実際にカリキュラムが変更されるまでに時間がかかります。

一方、無認可校はカリキュラムの内容を時流に合わせて自由に変えることができます。

通学定期

認可校では通学定期を使うことができるので、通学にかかる交通費を抑えることができます。

一方、無認可校では通学定期を利用できないので、一般の定期券で通学します。電車やバスでの通学を考えている場合は、交通費についてもチェックしておきましょう。

大学への編入

認可校で2年以上の過程を終了し、1700時間以上の単位を取得していれば、4年制大学の2年次以上への編入が可能です。

一方、無認可校から大学へ編入することはできないので、大学に入学希望の場合は1年次からスタートすることになります。

奨学金と教育ローン

日本学生支援機構による奨学金を受けられるのは認可校のみです。

ただし、無認可の声優学校の多くは、学校独自で学費の支援制度を設けています。

また、日本政策金融公庫による国の教育ローンは、認可校と無認可校どちらでも利用可能です。

学費サポートは学校によって条件が異なるので、学校HPなどで確認しておきましょう。

奨学金と教育ローンの違い

奨学金は、卒業後に全額返済する「貸与型」と、返済しなくても良い「給付型」があります。教育ローンは全額返済の「貸与型」のみです。

奨学金と教育ローンの大きな違いは、奨学金は学生が借りて学生が返済するのに対し、教育ローンは親が借りて親が返済する仕組みになっています。

学歴

認可校で2年以上の課程を修了し、1700時間以上の単位を取得すれば、「専門士」の資格が与えられて2年制短大卒と同じような学歴となります。

ただし、専門学校とは異なる分野の企業への就職においては、専門学校卒の学歴はそれほど意味はなさないと考えておく方が良いでしょう。

一方、無認可校の卒業は正確には学歴にあたりません。原則としては履歴書に記載できませんが、経験値としてアピールすることはできます。

就職

認可校は無料職業紹介所として厚生労働省から認められているため、学生に対して無料で求人を紹介できます。

無認可校では斡旋はできませんが、就職支援などは行っているのが一般的です。

ただし、声優専門学校を目指す学生の多くは、就職ではなく声優デビューを目標としていることでしょう。

声優デビューや声優プロダクション所属へのサポートは、認可校でも無認可校でも力を入れている分野です。

認可・無認可の違い一覧

認可校無認可校
受験資格高校卒業程度以上学歴・年齢問わず
授業時間年間800時間以上規定なし
カリキュラム大幅変更は難しい自由に変更可
教員半数以上が専任講師規定なし
通学定期×
大学編入×
公的な奨学金×
教育ローン
学歴専門学校卒業学歴にならない
就職斡旋・紹介あり斡旋・紹介不可、就職支援あり

無認可校が選ばれるのはナゼ?無認可のメリットを解説

無認可校と聞くと認可をもらえなかった学校というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

声優を育成する学校の中には、あえて認可校とせずに無認可校として運営している学校があります。また、声優を目指す若者の中には、無認可校を選ぶ人もたくさんいます。

無認可校にはどのような強みがあるのでしょうか?無認可校のメリットを詳しく見ていきましょう。

学校の枠を超えた臨機応変なカリキュラム

無認可校の大きなメリットは、時代のニーズにあわせて授業内容や学習スタイルを臨機応変に変更できる点です。

声優や歌手、美容やファッションなど、トレンドの移り変わりが早い業界では、時代にあった教育が求められます。

そのため、無認可校の最先端のカリキュラムが高く評価されることも多い業界です。

一方、認可校は学校教育法に定められた教育を行わなければならず、柔軟にカリキュラムを変更しづらい仕組みになっています。

カリキュラムに時代のニーズを敏感に取り入れるスピード感は、無認可校ならではのメリットといえるでしょう。

有名声優の卒業生実績が多い

声優業界では、無認可校の声優輩出実績が高く評価されています。

代々木アニメーション学院アミューズメントメディア総合学院、また近年多くの声優を輩出しているヒューマンアカデミーは、いずれも無認可の声優学校です。

代々木アニメーション学院は、日本で初めてプロの声優を育成する専門の学科を立ち上げ、その後も業界の変化にいち早く対応したことで多くの声優を輩出してきました。

無認可校に声優輩出実績が多い点は、前述した臨機応変なカリキュラムが深く関係しているとも言えるでしょう。

せっかく声優の学校に2年間通うのであれば、声優になれる可能性が高い学校を選びたいところです。

声優の輩出実績に重きを置いている人は、無認可校を検討してみると良いでしょう。

講師のバリエーションが豊富

学校法人の認可を取得するためには、講師の半数以上を教員資格を有する常勤講師で構成しなくてはいけません。

例えば、現役声優を多く講師に迎えたいと考えても、教員資格を持っていなければ採用できない可能性も出てきます。

学校が講師を採用する上では、認可校よりも無認可校の方が自由度が高くなります。

無認可校では、現役声優をはじめ俳優や音響監督など、様々な分野の講師が指導しています。

こうした講師のバリエーションの広さも無認可校の魅力といってよいでしょう。

誰でも通いやすい

無認可校は、受験資格で学歴や年齢を問わない場合が多いです。

また、無認可校の中には、平日5日間の通学ではなく、夜間・週末の週1コースのように、働きながら学べるコースを用意している学校もあります。

無認可校には授業時間の縛りがなく、様々なコースを設置できる点も大きなメリットです。

また、中には高校卒業資格を同時取得できる学校もあります。

無認可校のデメリットとは?

無認可校には上記のようなメリットがありますが、反対にデメリットもあります。

無認可校のデメリットが大きいと感じる人は、認可校に絞って学校探しをするのが良いでしょう。

ここからは、無認可校の持つデメリットを確認していきましょう。

学歴にならない

認可を受けた専門学校とは違って、無認可校は卒業しても学歴にはならず、最終学歴は高卒となります。

無認可校を卒業しても厳密には履歴書の学歴の欄に記載できませんが、自己アピールとして記載しておくのは良いでしょう。

とはいえ、声優を目指す人にとっては学歴はほとんど関係ありません。

また、専門学校卒業の学歴は、一般企業への就職を目指す上ではそれほど意味はなさないと考えておく方が良いでしょう。

通学定期を使えない

無認可校では、通学定期を利用することができません。

そのため、無認可校に通う際には一般定期を利用することになります。

通学定期と一般定期の金額がどのくらい違うのかによってデメリットの度合いは変わりますが、無認可校のデメリットの一つと言えます。

公的な奨学金が使えない

公的な奨学金は認可校でのみ利用可能な制度で、無認可校では使うことができません。

奨学金は給付型であれば返済の義務がなく、貸与型であっても金利が安いという特権があります。

学業成績や世帯収入などの受給条件をクリアしなくてはいけないものの、公的な奨学金を受給できないのはデメリットの一つです。

ただし、無認可校であっても学校独自の奨学金や教育ローンを利用することができます。

奨学金以外にも学費サポートには色々な制度があるので、、各学校に確認してみましょう。

認可校と無認可校どっちを選ぶべき?

認可校と無認可校にはそれぞれ特徴があります。声優専門学校を選ぶ上では、自分が何を重視するのかをよく考えて、認可校と無認可校を選択するようにしましょう。

以下に、それぞれの特徴を踏まえて、認可校がおすすめの人と無認可校がおすすめの人を比較してみましょう。

認可校がおすすめの人

  • 学歴を大事にしたい
  • 大学編入も考えている
  • 通学交通費を安くしたい
  • 一般就職が第一希望

無認可校がおすすめの人

  • 最新のカリキュラムで学びたい
  • 声優の卒業生が多い学校で学びたい
  • 早く声優になりたい
  • 現役声優の講師が多い学校がいい

本気で声優を目指すのであれば、認可校の持つメリットよりも無認可校の持つメリットの方が魅力的な面が多いかもしれません。

無認可校のメリットでも紹介したように、無認可校は時代のニーズにあったカリキュラムに対応しやすく、実際に多くの有名声優を輩出しています。

本気で声優を目指すのであれば、どの学校であれば声優の夢を叶えられるのか?ということを一番に考えるべきです。

声優業界は狭き門です。
声優になることはもちろん、声優プロダクションに所属することさえも難しい世界です。

学歴や通学定期、奨学金なども大切ですが、まずはカリキュラムや学校の取り組みなどを優先して比較し、自分にとって声優になるための近道だと感じる学校を選びましょう。

認可校と無認可校の卒業生一覧

声優専門学校を選択する際の判断材料の一つとして、認可校と無認可校の卒業生を一覧でご紹介します。

無認可校

代々木アニメーション学院松岡 禎丞/水樹 奈々/中村 悠一/櫻井 孝宏/鈴村 健一/中島 ヨシキ/下屋 則子/古賀 葵/岸尾 だいすけ/谷山 紀章/斎賀 みつき/いのくち ゆか/高田 憂希/高野 麻里佳/佐藤 利奈/福島 潤/鳥海 浩輔/伊波 杏樹/内田 彩/田中 理恵/田村 ゆかり/吉野 裕行/後藤 邑子/南條 愛乃/浅野 真澄/古賀 葵
アミューズメントメディア総合学院加藤 英美里/羽多野 渉/神尾 晋一郎/三宅 健太/芹澤 優/榊原 優希/ランズベリー・アーサー/米澤 円/朝日奈 丸佳/赤羽根 健治/落合 福嗣/伊藤 かな恵/長江 里加/鹿野 優以/末柄 里恵/河西 健吾/西 明日香/土岐 隼一/白井 悠介/山下 誠一郎/小林 裕介/相羽 あいな/降幡 愛/柿原 徹也/野津山 幸宏/門脇 舞以/前野 智昭/本多 真梨子/朝井 彩加/河本 啓佑
ヒューマンアカデミー小原 好美/大亀 あすか/村川 梨衣/紡木 吏佐/熊谷 健太郎/大和田 仁美

認可校

東京アナウンス学院新井 里美/大久保 瑠美/加瀬 康之/桑原 由気/佐藤 聡美/杉山 紀彰/高橋 広樹/寺島 拓篤/檜山 修之/保志 総一朗/細谷 佳正/増田 俊樹/山口 勝平
ESPエンタテインメント小原 莉子
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校和氣 あず未
東京声優・国際アカデミー代永 翼/甲斐田 裕子/佐藤 拓也/石上 静香
日本工学院専門学校江口 拓也/新谷 良子/井澤 詩織/近藤 唯/逢坂 良太
東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
尚美ミュージックカレッジ専門学校
東京アニメーター学院専門学校狩野 翔/山谷 祥生
デジタルアーツ東京
東京アニメーションカレッジ専門学校