声優専門学校おすすめランキング!口コミ評判の良い学校を一覧で紹介!

声優専門学校の選択は、声優になれるかどうかが左右されるほど重要なものです。

声優学校Naviでは、声優専門学校を卒業後、東京で声優としてお仕事をしているプロの声優の経験や情報をもとにして、おすすめの声優専門学校を比較評価しています。

声優専門学校はどこがいいのか悩んでいる方は、ぜひこちらのおすすめ声優専門学校を参考にしてみてください。

※本記事は声優アカデミア編集部が独自に制作しています。各事業者はコンテンツ制作に一切関与していません。本記事は広告を含みます。

声優専門学校おすすめランキング

声優学校Naviでは、実際に声優専門学校に通っていた方に取材を行い、口コミや評判をもとにしておすすめの声優専門学校を比較・評価しています。

声優専門学校の卒業生の声をもとにして、声優専門学校のおすすめランキングをご紹介していきます。

1.代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院

  • 有名声優の卒業生多数!
  • 充実のアフレコ設備
  • 週一回から通えるコースあり

1978年設立と長い歴史を誇る代々木アニメーション学院は、現在に至るまで数多くの人気声優を輩出し続けている素晴らしい実績を持つ声優専門学校です。

現在制作されているアニメ作品のほぼ全てには、代々木アニメーション学院の卒業生が携わっています。

水樹奈々さんや中村悠一さん、松岡 禎丞さん、櫻井 孝宏さんなど声優業界を牽引する大物声優から、中島ヨシキさんや古賀葵さんのような若手人気声優まで、多くの有名人を輩出した声優専門学校です。

声優専門学校としての歴史や実績、評判から、アニメ業界や声優プロダクションにも強い影響力を持つ専門学校です。

専門学校のプロデューサーには秋元康氏、小室哲哉氏、つんく氏、指原莉乃氏が就任。芸能界やアイドル業界にも強いコネクションがある専門学校です。

多くの声優志望者の中から声優デビューを勝ち取るには、声優専門学校で技術を磨くだけではなく、チャンスの多い専門学校を選択することも大切です。

専門学校講師には現役で活躍するベテラン声優を起用。カリキュラムをつくる段階から声優が携わっています。

また、一般企業が運営している声優専門学校なので、設備や機材が豊富に整っている点も評価したいポイントです。

水道橋にある東京校の場合、校舎内には全19室のアフレコスタジオを完備しており、プロの声優が来校した際には驚くほど充実した設備です。

声優専門学校の中には、生徒数に対してアフレコ設備が少ない専門学校もあります。

そのような専門学校では、アフレコの授業では待ち時間の方が長くなり、有意義な授業時間を過ごせていないとの口コミもあります。

代々木アニメーション学院では2.5次元の聖地「天王洲 銀河劇場」や2つのライブハウスも所有しています。

ライブハウスはアニソン科のライブを行ったり、天王洲銀河劇場は2.5次元演劇科のステージ発表に使われます。

実践で通用する授業に徹底して、とことん声優デビューを目指す専門学校として評判です。

プロの声優を目指す実践的な専門学校である一方、各クラスには担任がいて、将来のことや学校での交友関係について相談しやすいアットホームな雰囲気の声優専門学校でもあります。

2.総合学園ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー総合学園

  • 年間オーディション数350回以上
  • 90社来校の校内オーディション
  • 週一回から通えるコースあり

声優専門学校を選ぶにあたって最も大切なことは、プロの声優になれる確率を考えることです。

どんなに綺麗な校舎で、有名な声優の授業を受けられたとしても、結果として声優になれなくては声優専門学校に通う意味はありません。

その点において、ヒューマンアカデミーはおそらく最も多くのチャンスに恵まれる声優専門学校と言えます。

ヒューマンアカデミーでは年間350回以上のオーディションがありますが、オーディションの数では業界最多級となっています。

声優専門学校に通うと、声優プロダクションへの所属オーディションの機会を与えられますが、オーディションの数が多い方が当然プロの声優になれる確率は高くなります。

1月~3月にかけて行われる校内ドラフトオーディションでは、90社を超える声優プロダクションがヒューマンアカデミーに来校します。

ドラフトオーディション期間中は2、3日に1回はオーディションが開催されていて、40社以上受験する生徒もいます。

毎年の合格者数の全ては公開されていませんが、2017年の青二プロのオーディションでは、ヒューマンアカデミーから6名の生徒が合格しています。

青二プロに6名合格というのは素晴らしい実績で、声優の専門校の中でも過去最高の実績となりました。

青二プロダクションは、神谷浩史や島﨑信長、赤羽根健治などが在籍する業界最大手の声優プロダクションです。

年中多くのオーディションの機会があるので、在学中に声優デビューを果たす生徒もたくさんいます。

声優専門学校によってはオーディションが年に数回程度で、弱小プロダクションや無名の芸能事務所のオーディションしか受けられない声優専門学校もあります。

また、ヒューマンアカデミーの講師は現役で活躍する声優で、テニスの王子様に出演する並木のり子先生や津田健次郎先生、ガンダムZZやときめきトゥナイトの原えりこ先生が指導しています。

全日制クラスに加えて、夜間や土日に受講できるクラスもあります。
社会人や大学生であっても、仕事終わりや休日に週1回から受講することができます。

なお、全国に14校を展開するヒューマンアカデミーは、正確には専門学校ではなく、一般企業が経営する声優の学校に分類されます。

学校法人の専門学校はカリキュラムの変更に毎回の届け出が必要で、迅速かつ柔軟にカリキュラムを変更しづらいという欠点があります。

また、声優講師を採用するにも細かい決まりごとが多く、現役で活躍する声優を講師に招くのに制限が出ることもあります。

そういった理由から、声優の学校の中にはあえて専門学校とはせずに、ヒューマンアカデミーのように一般企業校として運営し、他校にはない学校づくりを目指す学校もあります。

特に、芸能関係やクリエイターを育成する学校には、一般企業が運営する学校に人気校が多くあります。
※入学願書の受付は4月1日時点で満18歳以上の方が対象です。

※入学願書の受付は4月1日時点で満18歳以上の方が対象です。

3.アミューズメントメディア総合学院

アミューズメントメディア総合学院

  • 声優デビュー率は驚異の66%!
  • 土日・夜間コースあり
  • 在学中から芸歴が積める

声優専門学校を選ぶ際に一番重要なこと、それは声優になりたいという夢を叶えられる確率です。

アミューズメントメディア総合学院では、毎年75社の声優事務所や芸能プロダクションを招いて、一日一社づつの所属オーディションを開催します。

2021年度東京校の卒業生を例にあげると、実に66%もの卒業生が声優事務所の所属オーディションに合格して、見事に声優デビューを果たしました。

生徒は希望する声優事務所の所属オーディションを自由に受験することができるので、それが高い”就職率”へとつながっています。

また、アミューズメントメディア総合学院では、在学中から仕事をさせてもらえるのも人気の理由の一つです。

アミューズメントメディア総合学院のグループ会社には、アニメコンテンツの制作会社や、プロダクションエースという声優業界では有名な声優事務所があります。

専門学校に在学中からそれらグループ会社の仕事をさせてもらうことができて、それはそのまま自分の芸歴となり、プロの声優の仕事としてギャラも受け取ることができます。

2021年卒業生実績では、延べ207名もの学生がインターンシップとして声優の仕事に参加しました。
これもアミューズメントメディア総合学院の卒業生が高い評価を受けている理由の一つです。

全日制のクラス以外にも、声優専門学校としては珍しい土日や夜間のクラスがあるのも特徴です。

仕事や大学と、声優専門学校を両立させたいということであれば、週1から受講できるアミューズメントメディア総合学院はおすすめです。

東京と大阪に校舎があるので、関東や関西圏にお住まいの方は一度資料に目を通してみることをおすすめします。

MEMO

本年度の学費や細かいカリキュラム内容など、ホームページには記載のない情報もあります。
声優専門学校の選択は非常に重要ですから、気になる声優専門学校の資料は必ず取り寄せて、できれば体験入学にも参加してみましょう。
資料請求や体験入学のお申し込みは、各専門学校の公式HPから簡単に行えます。

代々木アニメーション学院公式HPへ
ヒューマンアカデミー公式HPへ
アミューズメントメディア総合学院公式HPへ

どこがいい?声優専門学校の上手な選び方

講師に現役声優は必須

声優専門学校の講師は必ずしも現役の声優というわけではなく、演出家や俳優から、音響監督やダンサーまで、色々な人が講師を務めます。

声優は俳優と同じように人やキャラクターを演じるお仕事なので、俳優や演出家の授業はとても大切です。

また、最近の声優は舞台に立つことや歌うことも多いので、色々なジャンルのプロから学ぶのはおすすめできます。

だけどやっぱり声優になりたいのであれば、現役の声優による授業は必須と言えます。

声優業界は年々変化していますし、昔と今では色々な面で大きく違います。

現役で活躍する声優が講師にいることで、これからの声優業界で通用するリアルタイムなレッスンを受けることができます。

声優専門学校のカリキュラムは、毎年変わらずに同じままではダメということです。

声優専門学校を選ぶ際には、必ず現役の声優がいる専門学校を選ぶことをおすすめします。

声優学科がメインの専門学校か

アニメのブームに乗っかって、ここ数年で声優の専門学校は東京を中心にかなり増えました。

それらの声優専門学校の中には、声優やアニメーターを育てる専門の学校もあれば、音楽や俳優の専門学校に、新たに声優学科が新設されたようなところもあります。

アニメのブームに先立ち声優を志望する若者が増えているため、声優・アニメに関係のない専門学校でも声優科を新設する傾向にあります。

そのような専門学校が全て悪いわけではありませんが、施設や設備が足りていない可能性がありますし、常勤講師は他の学科の講師が掛け持ちで務めていて、現役声優は月に一度来る外部講師という可能性もあります。

また、音楽やダンスの専門学校に併設されている声優科の口コミとして多いのが、他の学科の学生や学校の雰囲気に馴染めないという口コミです。

声優専門学校は東京など関東を中心にたくさんありますから、とりあえずは声優やアニメーションを専門とする学校の中から探してみることをおすすめします。

オーディションと就職率

声優に限らず専門学校に行く目的は、その分野で就職するためだと思います。

声優専門学校における就職とはつまり、声優事務所の所属オーディションに合格して、所属声優となることです。

声優専門学校を選ぶ上で最も大切なのは、声優事務所へ所属できる確率です。

声優専門学校によって就職へのバックアップはそれぞれ違いますが、大手の専門学校や業界で有名な声優専門学校になると、毎年芸能プロダクションを学校に招いて学校単独でオーディションを開催します。

ヒューマンアカデミーのように90社以上の声優事務所や芸能プロダクションが来校するところもあれば、10社程度しか来ないところもあります。

そもそも学校に声優事務所が来ないところもあり、そのような声優専門学校の場合だと、自分でオーディションに一般応募することになります。

また、オーディション対策がしっかりされている声優専門学校だと、オーディションの模擬トレーニングを何回もシュミレーションするので、それが高い所属率へとつながります。

その声優専門学校に通ったら、自分はどの程度の確率で声優になれるのか?声優専門学校を選ぶ上ではその点についてよく考えることをおすすめします。

学費・費用は全てチェック

声優専門学校の選び方に関して、学費をチェックするのは言うまでもありません。

各声優専門学校の学費を調べる際には、入学金や年間の受講料だけでなく、在学中に別途かかる費用についても調べておくことをおすすめします。

声優専門学校の中には、海外研修や合宿などで、授業料以外にも費用がかかるところもあります。

学費についてはホームページでは詳しく書かれていない学校もあるので、資料を請求したり、時間があれば入学説明会にも足を運んでみることをおすすめします。

声優専門学校の一覧

こちらのページでは、東京または関東近郊にある声優の専門学校を一覧でご紹介しています。
その他の地域の声優専門学校一覧については、各都道府県のページをご覧ください。

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校

2011年開校と、業界では比較的新しい声優専門学校です。歴史が浅いこともあり、声優の輩出実績としてはそれほど多くはありません。

卒業生の事務所所属実績においては、声優事務所に直接所属となる人は少数です。

専門学校に声優事務所を多数招いて大規模なオーディションを開催していますが、多くの生徒は所属ではなく声優養成所に合格となっています。

事務所所属や声優デビューに向けて、講師によるサポートはあるものの、卒業後に声優デビューするのは難しいのが現状です。

校風は自主自立といったような雰囲気の専門学校なので、自分からガンガン行くタイプでないと、声優デビューにしても授業にしても置いていかれそうです。

しかし講師には有名な声優や実績の多い声優が何人かいて、授業内容や設備に関しては評判が良い声優専門学校です。

声優の輩出実績はさておき、東京アニメ声優専門学校に好きな講師がいるなら入学を考えてみるのも良いかもしれません。

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校についてもっと詳しく

専門学校 東京声優・国際アカデミー

1930年創立の東京声優・国際アカデミー、声優の専門学校となったのは近年のことですが、非常に長い歴史を持つ専門学校です。

教室がそれほど広くはないので、新入生が多い年には1クラス40人ほどとなり、人数と設備が見合わなくなるのがデメリットです。

学校規模に対して学生が多すぎると、アフレコのような実践的な授業に影響が出る可能性もあります。

しかし学費が安いというわけでもないので、その点は大きなデメリットと言えます。

良い評価を受けている点としては、声優の専門学校としては珍しく担任性を導入している点です。

担任は講師ではないので、技術的な質問ではなく、進路相談や下宿生活の悩みなど、色々な相談に乗ってもらうことができます。

地方から東京に出てきて、一人暮らしで不安が多いということなら、担任のいる東京声優・国際アカデミーもおすすめできます。

また、講師には現役で活躍する有名俳優が名前を連ねています。

専門学校 東京クールジャパン

声優専門学校の中ではあまり知られていない東京クールジャパンですが、元をたどれば東京ビジュアルアーツの姉妹校です。

東京ビジュアルアーツの声優学科と、姉妹校だった東京ネットウェイブが統合されて、2019年から専門学校東京クールジャパンとして生まれ変わりました。

東京ビジュアルアーツ時代はフレンドリーな講師陣の評判が良く、講師と学生の距離感が近い声優専門学校でした。

しかし反対に、自分からアグレッシブに学ばないと、楽しい環境に流されると言う声もありました。

自分からどんどんやる生徒には良い専門学校ですが、受け身の生徒には合わない専門学校かもしれません。

しかし東京クールジャパンの講師陣に関しては、ビジュアルアーツの頃とは変わっている可能性があります。

それでも東京ビジュアルアーツの姉妹校であれば、楽しい授業にしてくれるのではという期待はあります。

東京ビジュアルアーツと統合された東京ネットウェイブに関しては、開校から間もなく統合されたことにやや不安が残ります。

東京ビジュアルアーツ時代の声優デビュー実績などは具体的には公開されていませんが、そこそこの実績を上げているようです。

しかし東京クールジャパンはまだ実績がほとんどなく、卒業生の口コミなどの情報もほとんどないため、選ぶにはリスクがあると言えます。

さらに学費に関しては他の声優専門学校と比較して高めの設定になっているので、受験前には確認しておきたいところです。

現時点では具体的な実績や情報が少ない東京クールジャパンですが、これからに期待したい声優専門学校ではあります。

日本工学院専門学校

八王子校に加えて最近蒲田にも新校舎が設立されましたが、どちらの校舎も学校の規模が非常に大きく、声優科がある専門学校の中では最大級となっています。

キャンパスにはホールやスタジオが併設され、まだ施設が新しいので校内が綺麗です。

ディズニーランドと同等の広さの敷地内には、図書館やコンビニ、マックなどもあるので、大学のような学校生活を送ることができます。

しかし、日本工学院専門学校を卒業後に声優デビューする生徒は一握りです。

卒業生の大半は声優養成所へと進み、また一から声優の勉強に励んでいます。

中には声優になるという夢に限界を感じて、一般就職する学生もいます。

日本工学院専門学校はいわゆる「なんでも専門学校」で、IT・医療系・デザイン系など多数ある学科の中に声優科もあります。

声優やアニメーションの専門校ではないので、その点においてはメリットもデメリットもあるでしょう。

また、東京とは言え八王子や蒲田にあるので、立地的にもそれほど良い場所とは言えないでしょう。

専門学校 東京アナウンス学院

1クラスは20人ほどの人数ですが、年度によっては10クラスを超えるほど生徒が多い人気の声優専門学校です。

日本で初めて本格的に声優育成をはじめた専門学校として有名で、歴史の長さからも多くの声優を輩出しています。

テレビアニメ「それが声優」に学内オーディションで選ばれた学生が出演するなど、オーディション参加のチャンスを積極的に提供している専門学校なので、在学中から声優デビューできる可能性もあります。

1年目は基礎訓練が中心で、2年目からはバリエーション豊富な選択授業となります。
2年目の選択授業では三味線、落語、英会話など、色々な授業を選んで受けることができます。

人気のある授業は抽選になり受講できないこともありますが、興味がある好きな分野の勉強ができます。

授業や部活で他のクラスの生徒や先輩と接する機会が多い専門学校なので、社交的なタイプの人はたくさんの友達をつくりやすい環境になっています。

授業が豊富なだけあって教室の数も多く、授業が終わった後に部屋を貸し切って自主トレーニングに励むこともできます。

しかしながら、卒業後にそのまま声優事務所に正所属となる生徒は多いとは言えません。

専門学校卒業後は声優として仕事をしたいということなら、上位2校の方がおすすめです。

とは言え声優の専門学校として最長となる40年以上の歴史があり、これまでにも有名声優を輩出してきた実績があります。

先生や職員の方々は親身になって相談してくれる方が多いようで、口コミも良い方の声優専門学校ではあります。

尚美ミュージックカレッジ専門学校

専門学校の名前の通り音楽系の専門学校です。

歌やダンス、パントマイムなどもカリキュラムに組み込まれていて、音楽系の学科の生徒と共同で行う制作活動などもあります。

他学年との交流が多く、声優専門学校の雰囲気としては良いと感じられます。

歌やダンスの授業がとても多く、ボイトレだけではなく、ライブパフォーマンスのレッスンなどもあります。

色々なことに挑戦できる反面、アテレコや演技など声優の授業だけをやりたい人にとってはもどかしいという口コミもあります。

また、設備や機材も声優科メインではなく、音楽系の学科を中心に導入されています。

音楽業界では人気のある専門学校なのですが、有名な声優の卒業生と言ったら大須賀純さんくらいで、尚美ミュージックカレッジ専門学校卒業の声優は多くはありません。

アニメや外画のアフレコよりも、アニソンのボーカリストを目指すのであれば選択肢に入れても良い専門学校です。

ただし、アニソンボーカリストとして仕事を続けるのは声優よりも難しいので覚悟が必要です。

また、学費は妥当な金額で決して高いわけではありませんが、入学してから授業料以外にかかるお金が多いので、入学を検討しているならそのあたりも調べておくことをおすすめします。

東京アニメーター学院専門学校

声優専門学校の中では老舗になる東京アニメーター学院専門学校ですが、学費が安いというのが特徴の一つです。

卒業後でも教室や機材を無料で借りることができて、練習やボイスサンプルの収録をさせてもらうことができます。

声優専門学校を卒業後にマネジメント契約を勝ち取れなった人でも、自主練の場が確保できるのは評価できるポイントです。

腹式呼吸や滑舌などの基礎に始まり、マイクの使い方やスタジオでの動き方など、声優に必要なものを全て教えてくれる声優専門学校です。

しかし、東京アニメーター学院専門学校の卒業生で活躍している声優は他の声優専門学校に比べて少ない印象です。

声優デビューを勝ち取った卒業生たちでも、目立つ活躍をしていたり、売れている声優は少ないのが気になるところです。

在学中にはアニメに出演させてもらえたりすることもあるようですが、卒業してから声優として活躍している人は、学校の歴史の長さを考えると少ないように見えます。

東京アニメーター学院専門学校への入学を検討するなら、声優の輩出実績をしっかりと調べてみることをおすすめします。

専門学校デジタルアーツ東京

学校法人菅原学園が経営母体の声優専門学校で、東京以外にも仙台に校舎があります。

ビジュアルアーツと名前は似ていますが、全く別の声優専門学校になります。

他の声優専門学校に比べて、こじんまりとまではいきませんが、声優科の規模は小さい印象です。

マンモス校が苦手で、できるだけ生徒数が少ない専門学校が良ければ候補に挙げても良いかもしれません。

しかし、声優の輩出実績としては決して多いとは言えないところです。

卒業前には学内に声優事務所や芸能プロダクションを招いてオーデイションを開催しますが、多くの生徒は事務所所属ではなく養成所に入所となっています。

在学中でも才能があって気に入られた生徒は仕事をさせてもらえることがありますが、そのような一握りの生徒だけが卒業後にプロダクション所属を勝ち取ることができます。

卒業生の中には一般企業に就職して、声優とは全く関係のない仕事に就く人もたくさんいます。

東京アニメーションカレッジ専門学校

東京アニメーションカレッジ専門学校は、声優関係の学校の中では比較的新しい専門学校です。

そのため校舎や設備が綺麗で、放課後や授業開始前の時間には全ての教室が生徒の自主練のために解放されます。

それだけではなく、東京アニメーションカレッジ専門学校の卒業生であれば、いつでも教室や機材を無料で使うことができます。

講師の評判に関しては良い口コミも悪い口コミもありますが、授業内容の質が良く声優について学ぶ上ではおすすめできる声優専門学校です。

とは言え、ヒューマンアカデミーやアミューズメントメディア総合学院を上位におすすめとしたのは、2校の最近の声優輩出実績が非常に高いからです。

東京アニメーションカレッジ専門学校では、声優に関すること以外の授業にも力を入れていて、一般企業への就職対策もしています。

しかしそれは裏を返せば、専門学校卒業の時点で、声優デビューできずに諦める人もたくさんいると言うことです。

最近は多くの学生が声優業界へ進んでいることをアピールしていますが、そのうちの何人がプロの声優としてデビューしているかまでは明らかにしていません。

一方で、アミューズメントメディア総合学院では卒業生の何%がプロダクション所属となり、何%が養成所の特待生となっているのかなどを細かく公開しています。

東京アニメーションカレッジ専門学校ではその辺りの数字は非公開なので、入学を検討しているなら説明会などで確認しておきたいところです。

まだ歴史が長くはない声優専門学校ですから、卒業生で有名な声優が少ないのは当然かもしれませんが、アミューズメントメディア総合学院の卒業生には若いうちから活躍して有名になっている声優もたくさんいます。

加藤英美里さんはそのうちの一人で、アミューズメントメディア総合学院を卒業後2004年に声優デビュー、それから4年後には声優アワードの新人賞と歌唱賞をW受賞しています。

東京アニメーションカレッジ専門学校は少人数制の担任付きクラスの評判が良く、声優専門学校としてはおすすめできますが、実績においてはやはりアミューズメントメディア総合学院の方が良いと予測できます。

専門学校ESPエンタテインメント

以前は原宿に「ESPアニメーション声優専門学校」がありましたが、2018年より音楽系の系列専門学校「ESPエンタテインメント」に統合され声優アーティストコースとなりました。

声優科メインの「ESPアニメーション声優専門学校」の頃は設備全てが声優になりたい生徒のためにつくられていましたが、声優科を縮小した今はどうなっているのか気になるところです。

また、本来は音楽業界を目指すための専門学校なので、声優科の卒業生の口コミには学校に馴染めなかったという声もあります。

設備は充実していて良い機材を使っているようですが、他の声優専門学校のように生徒が自主練で使えるものが多くはなく、何かと許可を取る必要もあります。

ESPエンタテインメントの卒業前には、毎年30社以上のプロダクションが来校する所属オーディションを受けられます。

就職のサポートは手厚く充実していますが、卒業後に声優プロダクションへ所属となり声優デビューする生徒は一握りです。

反対にESPエンタテインメントの評判の良いところというと、少人数制のクラスを採用しているところです。

人見知りの方には難しい環境かもしれませんが、1人1人をじっくり見てもらえるので少人数制は評判です。

講師には現役で活躍する声優もいて、厳しいレッスンというよりも楽しい授業と言う口コミもあります。

東京以外にも、大阪と福岡にそれぞれ校舎があります。

東京ダンス&アクターズ専門学校

声優の学科もありますが、本来は名前の通りダンサーや俳優を育てる専門学校です。

東京ダンス&アクターズ専門学校出身の声優の名前を聞くことはほとんどないので、声優の育成にどれだけの実績があるのか気になるところです。

実際に東京ダンス&アクターズ専門学校を卒業した現役の声優を調べてみても、現役の第一線で活躍しているような声優は決して多いとは言えません。

また、ダンス系の専門学校に入っている声優科の卒業生の口コミに多いのが、他の学科の生徒や学校の雰囲気に馴染めなかったという声です。

学校に馴染めるかどうかは自分次第ですが、同じ趣味の仲間が集まりやすいアニメやゲーム系の専門学校を検討してみるのも良いでしょう。

ダンスが上手い声優を目指すなら選択肢に入れても良いかもしれませんが、アニメや外画吹き替えを中心に声優の仕事をしたいということなら、声優科がメインの専門学校を選ぶことをおすすめします。

声優専門学校の選択は、声優を目指す上で非常に重要な選択となります。

安易に決めてしまうのではなく、気になる声優専門学校には必ず資料請求をして、できればオープンキャンパスにも参加しましょう。

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