代々木アニメーション学院の評判

代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院の声優科がスタートしたのは1990年、声優専門学校や声優スクールの中でも代アニは老舗校と言えます。

 

東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、金沢と全国で8校舎を運営する代々木アニメーション学院、企業としては大規模な声優スクールですが、代々木アニメーション学院の声優業界での評判や実績はいかほどなのでしょうか。

 

 

代々木アニメーション学院の評判

代々木アニメーション学院は声優業界では老舗の有名スクールですが、声優業界や声優プロダクションからの評判は決して良いとは言えません。

 

歴史が長い割にはそれほど輝かしい声優育成の実績があるわけではなく、特に最近では活躍している声優の輩出がかなり減りました。

 

過去10年の代々木アニメーション学院の卒業生を見ても、現在声優として活躍している卒業生はほとんどいません。

 

過去には田村ゆかりさんなどの大物声優が代々木アニメーション学院を卒業しましたが、代アニ出身の大物声優の多くは、代アニでは開花せず他の声優養成所で勉強し直しています。

 

そのような過去の経緯からも、最近では代々木アニメーション学院に行っても直接声優デビューできることはないとの口コミが広まっています。

 

声優学校の二大有名校とも言えるアミューズメントメディア総合学院と比較されることも多いですが、近年では実績や評判において、代々木アニメーション学院の方がかなり遅れをとっています。

 

代々木アニメーション学院が声優スクールとしての人気や評判を獲得したのは1990年代のこと、どの学校よりも早く声優専門の学科を設置したからです。

 

当時はアニメ産業の成長に乗っかって大々的にCMを流し、声優志望の若者のほとんどを代々木アニメーション学院に入学させることに成功していました。

 

しかし2000年代に入ると実績勝負の声優学校がたくさん増えて、代々木アニメーション学院の人気や評判は急落しました。

 

2006年に一度代々木アニメーション学院は経営破綻していますが、それが代アニの評判が急落したことの何よりもの証拠とも言えます。

 

他にも入学辞退者への返金を巡るトラブルや、就職率の算出において実質的なアルバイトや声優養成所内定者もカウントしていたことなど、過去に代々木アニメーション学院をめぐっては様々なトラブルがありました。

 

現在は経営者が代わり安定した経営状態にあるようですが、声優スクールの先駆けとして名を馳せた頃の勢いは取り戻せていない様子です。

 

声優業界の人間や現役声優からの評判を聞いてみても、代アニよりもアミューズメントメディア総合学院の方が高く評価されていると思います。

 

アミューズメントメディア総合学院の分析はこちら

 

 

 

代アニ卒業生と在校生の口コミと評判

クラウドソーシングを利用して、代々木アニメーション学院の卒業生からアンケートを頂きました。
代々木アニメーション学院の授業内容や学生の進路、学校の感想などについて回答を頂きました。
(アンケートの募集はクラウドソーシングサービスのランサーズを利用しております。)

 

初めまして。
私は代々木アニメーション学院エンタメ学科(旧声優学科)卒業生です。
代々木アニメーション学院で学べる事は多岐に渡ります。

 

又、学ぶための機材や設備は、大手声優事務所の養成所に比べると見劣りするものもありますが、ある程度は充実していると思います。

 

声優に関して学べる事であれば、先ずは演技の基礎である発声練習、専門用語の座学、フリーエチュード、感情解放、アクセント確認、滑舌練習、歌唱、ダンスなどから、声優に必要なアテレコ実習やナレーション実習などがあります。

 

具体的には、外郎売りをやったり、お題を基にエチュードをしたり、アテレコ台本の読み合わせからのリハーサル、本番、舞台稽古にダンスの発表会をしたりなど沢山の事を学べます。

 

クラスの雰囲気は基本的に良いですが、学院内発表会などが近付いてくると、皆ピリピリする事もあります。
それでも、皆んなで頑張ろう!というのが基本です。

 

所属オーディションでは大手声優事務所の養成所(81プロデュースや青二プロダクション、シグマセブンなど)を受けれたり、在学中に何か実績を残せば、事務所のジュニア所属や預かりになる事も出来ます。
だけど良くて預かり所属で、大手声優事務所に正所属になる事は、基本かなり難しいです。

 

又、卒業するまでの間に対人関係や芸能界ならではの悩みに直面することが出てくると思います。
その時は、皆さんの声優に対する思いが試されていると思って、乗り越えて欲しいです。
(30代後半・男性)

 

 

 

私は今から4〜5年前に声優やアニメータになるのが夢で、地元で地道に貯めた資金を使い東京へ上京し代々木アニメーション学院に入りました。
流石一流のアニメ専門学校なだけあり敷地も都会の中心にあるにも関わず、自然豊かな開放的な場所が多く施設内も最新機器が豊富で、設備も充実していました。

 

授業内容はエンタメコースでも様々な分野に別れており、私が選んだ声優タレント科は講師が3人指導する形で、基本的には発生練習前の土台作りの基礎練習から、演劇練習、アニメーションを見ながらのアテレコなどでした。

 

就職や所属に関しては、優秀な人材は有名プロダクションの養成所へ、大半の人は並の養成所か、全く関係のない仕事に就く人もたくさんいました。
正直代々木アニメーション学院へ入る前の憧れと、実際入学してからの厳しさのギャップに精神が酷く参ってしまいましたが、この数年間のレッスンのお陰で成長もそれなりに感じています。
(20代前半・女性)

 

 

 

カリキュラムと授業内容

 

授業風景

 

代々木アニメーション学院は、声優関連の学科だけでも細かく4つに分けられていて、自分が目指す声優像によって学科を選択します。

 

アニメや外画のアフレコなどオーソドックスな声優を目指す声優タレント科、アニソン歌手を目指すアニソン科、ビジュアル勝負のアイドル声優を目指すアイドル声優科、そして2.5次元の舞台俳優を目指す2.5次元演劇科があります。

 

実際に代々木アニメーション学院の授業ではどのようなことが行われるのか、声優タレント科の授業内容を例に以下に解説しています。

 

なお、代々木アニメーション学院のカリキュラムは、声優の松本梨香さんや音楽プロデューサーのつんく♂さんが監修しています。

 

 

代々木アニメーション学院の授業内容

腹式呼吸

声優の基礎とも言える、腹式呼吸や発声の方法を学ぶ授業です。

 

 

感情解放

演じる際の感情の表し方や、繊細な感情の伝え方を学ぶ授業です。

 

 

アフレコ

代アニ内のスタジオで実際に収録を行いながら、マイクワークやスタジオ内での動き方について学ぶ授業です。

 

 

オーディション対策

実際のオーディションを想定して、立ち振る舞いや礼儀作法から、質疑応答の模擬テストを行います。

 

 

ナレーション

実際にナレーションを行いながら、伝わりやすく聞き取りやすい話し方を学ぶ授業です

 

 

キャラクターボイス

キャラクターの演じ分け方や、声で表現する方法について学ぶ授業です。

 

 

サウンドドラマ

実際に収録を行いながら、声だけで表現する演技について学びます。

 

 

外画吹き替え

洋画の俳優に合わせて、吹き替えを行う授業です。外画吹き替えは声優の仕事でも非常に多いので、デビューを目指すなら必須の授業と言えます。

 

 

 

代々木アニメーション学院の声優タレント科では、声で演じることを中心にカリキュラムが組まれています。

 

アフレコに特化した授業内容となっていて、他の声優学校のようにボイストレーニングやダンスの授業はなく、それらを受講したいなら他の学科を選択することになります。

 

代々木アニメーション学院では自分が学びたい授業だけを選べる反面、幅広く学ぶことができない欠点もあります。

 

デビュー初期はナレーションの仕事が中心でも、一年後にはアニメの主役に抜擢され、アニソンでCDデビューしている可能性もあります。

 

その点を考えると、入学時点で授業内容を絞り込むのはやや難しく感じるかもしれません。

 

また、入学する代々木アニメーション学院の校舎によっては、希望の学科がないこともあります。

 

代々木アニメーション学院で入学したい学科が決まっているなら、まずは最寄りの代アニ校舎に希望の学科があるか確認しておきましょう。

 

また、大学生のダブルスクールや社会人向けの週一クラスもあります。

 

夜間や土日に週に1回だけ、2時間のレッスンを受講できるコースとなっています。

 

 

 

代々木アニメーション学院出身の有名声優

松岡禎丞(アイムエンタープライズ)
高野麻里佳(マウスプロモーション)
水樹奈々(シグマ・セブン)
田村ゆかり(アミュレート)
櫻井孝宏(インテンション)
伊波杏樹(ソニーミュージックアーティスツ)
渕上舞(m&i)

 

 

 

代々木アニメーション学院の入学方法

 

代々木アニメーション学院の校舎

 

代々木アニメーション学院へ入学するには、面接と書類選考による入試を受ける必要があります。

 

代々木アニメーション学院には学力試験のようなものはないので、偏差値や倍率というようなものもありません。

 

ご家庭に学費の支払い能力があり、よほど人間性に問題がなければ、誰でも代々木アニメーション学院には入学できます。

 

年齢制限も特にはなく、中学を卒業していれば代々木アニメーション学院を受験することができます。

 

また、代々木アニメーション学院への入学方法として、AO入学制度と呼ばれるものがあります。

 

一般的な大学のAO入試とは少し違って、代々木アニメーション学院への強い入学意思や、学習意欲などを考慮して決定されます。

 

AO入試で入学すると学費の減額や、入学前のAO入学者限定のプレ講義を受講できるなどのメリットがあります。

 

 

 

代々木アニメーション学院の学費について

代々木アニメーション学院の学費は、他の声優専門学校や声優スクールと比較すると高い方になります。

 

歴史の長い老舗校であることと、学院でホールやライブハウスを所有していることから学費が高くなっていると考えられます。

 

また、代々木アニメーション学院は無認可の声優スクールとなっているので、国の奨学金というのは利用できません。

 

民間金融機関やカード会社の教育ローン、学校に通いながら新聞配達をする新聞奨学制度であれば利用可能です。

 

 

 

まとめ

代々木アニメーション学院は、広報に芸能人を起用するなど、宣伝が非常にうまい声優スクールです。

 

しかし、それと声優になれるかどうかは別のはなし、声優スクールを選ぶ際には、派手な演出や施設よりも、自分自身が声優になる夢を叶えられるかどうかを考えるべきです。

 

そのあたりも考慮した上で、代々木アニメーション学科や他の声優学校を比較してみましょう。

 

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